「災害はいつ起こるかわからない」――
そんな言葉を聞き慣れている私たちですが、実際にどれだけ準備ができているでしょうか?
地震、台風、大雨、停電…。
これらはすべて、**“明日、自分の身に起こるかもしれない”**災害です。
今回は、特別な道具や知識がなくてもできる、身近な災害対策をわかりやすくご紹介します。
【1】まずは「水」と「食料」から始めよう
災害時に最も困るのが、水と食べ物です。
■ 水:1人1日3リットルを目安に
→ 3日分×家族の人数分が最低限。ペットボトルやウォーターサーバーのストックでOK。
■ 食料:賞味期限の長い「ローリングストック」を
→ レトルトご飯、缶詰、カップ麺、栄養バーなど。普段食べるものを少し多めに買い、使った分だけ買い足すのがコツ。
【2】スマホが“命綱”になる!情報源と充電対策
災害時、正しい情報が命を守ります。
■ アプリの活用
「Yahoo!防災速報」 「NHKニュース・防災」 → 地震や避難情報をリアルタイムで受け取れます。
■ モバイルバッテリーは2台が安心
→ 大容量(10,000mAh以上)を1台、軽量タイプを1台持っておくと安心。
■ 家の中でも「停電を想定」
→ 懐中電灯、LEDランタン、電池も必ず常備を。スマホのライトに頼りすぎないこと!
【3】避難ルートと避難所は“家族で確認”しておく
避難所の場所、そこまでのルート、どんな時に避難が必要か――
意外と家族で話し合っていない家庭も多いです。
■ チェックリスト
自宅の最寄りの避難所の場所と種類(指定避難所・広域避難所) 災害の種類ごとの避難ルート(地震時は徒歩優先、洪水時は高台を選ぶ) 家族の集合場所、連絡手段(LINE、災害伝言板の使い方)
【4】防災グッズは「持ち歩き」と「家置き」の2タイプに分ける
■ 持ち歩き用:通勤・通学バッグに入れておきたいもの
モバイルバッテリー 簡易トイレ(圧縮袋でも代用可) 水500ml 小さな懐中電灯 ホイッスル(閉じ込め対策)
■ 家置き用:非常用持ち出し袋に入れておくもの
3日分の食料・水 救急セット 着替え(下着・タオル・マスク) 現金(小銭含む) 保険証や身分証明書のコピー
【5】「備えすぎない」ことも大切
防災は“がんばりすぎない”のもコツです。
「全部用意しなきゃ…」と思うと、逆に何もできなくなってしまうことも。
**「これだけはやっておこう」**という最低限のラインを決めて、気軽に始めてみることが大切です。
【まとめ】災害対策は「生活の延長」でできる!
災害対策というと特別なことのように思えますが、
実は、いつもの生活の中で少し意識を変えるだけでできることがたくさんあります。
明日何が起こるかわからない今だからこそ、
今日、ペットボトルの水を1本多く買うところから始めてみませんか?